図1.単相STSパルスに対して視細胞変性ラット上丘から記録した誘発電位の刺激強度ー反応特性
内向き通電(A)の方が外向き通電(B)より低い刺激強度で大きな誘発電位が発生している。また、同じ電荷量(nC)の刺激であれば、刺激パルス幅が短いほど大きな誘発電位が得られる。これは、反応の大きさが電流量に依存していることを示している。この性質と潜時の短さから、STS方式は網膜神経節細胞を直接興奮させている可能性が高い。 |
図2.STS方式に対する家兎皮質応答の時空間解析
単発STSに対する皮質誘発電位を前後9 mm,内外側6 mmの領域から多点計測し、潜時5 msec(左上枠)から60 msec(右下枠)まで5 msecごとに各場所における電位をカラーマップ化したもの。潜時30,35 msecのマップ(中央の2枠)で皮質局所に興奮が起こっていることが判る。 |